台高 池小屋山(1395.9m)

2012年11月24日
坂地良夫(記録)

 これも昔から一度行ってみたかった山。かっこいい山容を持つわけでもなく、展望がすばらしいわけでもないが台高の縦走路のちょうどまん中にある山で、高校時代から心引かれていた。
 車なのでコースは、大又林道終点の駐車スペースに車を置いて明神平に上がり、池小屋山を往復するルートにした。コースタイムをインターネットで調べると、10時間ほどで歩いている人もいるが、14〜15時間かけている人が多い。しかし、この時期は明るくなるのが6時頃、暗くなるのが17時頃なので11時間以内で往復しないと暗い谷道を下りて来なければならない。そこで、池小屋山に着かなかった場合に引き返すタイムリミットを11時とし、11時までに着かなかったら引き返すことにした。

 3時半に家を出たが、地下の駐車場から車を出して荷物を積み、カーナビを設定していると3時50分になった。大又林道終点着5時40分。荷物を整理してもまだ真っ暗なので座席を倒して目を閉じたら、次に目を開いたときは明るくなっていた。あわてて荷物を持って出発する。山行計画を車止めの横にあるボックスに入れて林道を歩き出すが、道は昨年の大雨のためにえらく荒れていた。これでは谷沿いのハイキング道はズタズタかなあと心配したが、沢を渡るところにかかっていた橋がなくなっていた程度で、山道に荒れた感じはなかった。渡渉点にはロープがかけられている。ありがたいことだが、たるみすぎでテンションかけたら川にはまってしまう。もうちょっとピンと張ってくれたら使いやすいのになあ、と思った。
 明神平で水分を取って、池小屋山に向かって出発。下界は秋だが山の上はもう霜柱が立っている。稜線は両側が急斜面の馬の背になったり、どちらへ向かえばいいのかわからないほどなだらかな広い尾根になったりしながら続く。道は落ち葉でわかりにくいがブッシュがないのでどこでも歩ける。ルートが曲がる場所はテープが巻いてあるので迷うこともない。鹿が「芝刈り」をしてくれているのか、下草のない公園の中にいるような気分になる。
 道は1300m台の尾根の上を忠実にあがったり下りたりしながらたどっている。千石山からの大下りはこれを登り返すのかとうんざりするが、下りたところは稜線には珍しく沢が流れていて、テントを張るのにいいところだ。





 赤倉山、奥ノ平峰、霧降山と過ぎると、池小屋山もすぐそこで、池小屋山直下の稜線に、池小屋山の名前の由来の小屋池が現れる。雨のあとには水も多いようだが、今日は草の間に水面が見える程度である。





ここから斜面を登っていくと池小屋山の頂上に着く。11時15分。木々は落葉しているので、展望は想像していたほど悪くはなかった。





 あまりゆっくりもしていられないので、弁当の残りを食べ水分を取ったら戻ることにする。持病の膝の調子が悪くなってきて、往路ほどの元気がない。痛みは強くないがこれ以上悪くなったら帰れなくなる。ゆっくり歩いても明るいうちに着くだろうと頭の中で計算して自重する。明神平に着いたら15時20分。





休んでいるうちに、また膝の調子がおかしくなって、歩き出したらカクカクするので、登りと同じ時間をかけて暗くなる直前に駐車スペースに戻った。明神平には人がいたが、歩いているときに出会ったのは単独の男性一人だけだった。

 出発が6時20分、帰ってきたのが16時40分なので、所要時間は10時間20分。もう少し早く歩けるかと思ったけれど、普段歩いていないのに、急に歩いてもダメですね。

(坂地)